ボディビルで筋肉を大きくしたいけど、お酒も大好き。
ちまたでは酒は筋肉によくないって聞くけど、実際はどうなのかな?
結論から言いますと、
残念ながらアルコールは筋肉の合成に悪影響があると結論が出ています。
アルコールを摂取することで、筋肉の合成が20から30%も減少してしまいます。
お酒は筋肉の合成に悪影響
お酒のアルコールによって、筋肉の発達が阻害されてしまいます。
では、どういった理由からでしょうか。
アルコールはmTORという酵素の分泌を抑制する
筋トレを行ったり、たんぱく質をとって血中のアミノ酸の濃度が上がると、筋肉の合成を高めるスイッチであるmTOR(エムトール)という酵素が細胞内で働きます。
ところがアルコールが体内にあると、この「mTOR」の作用が抑制されて、筋肉の合成が3割くらい落ちてしまいます。
合成が活発に行われるトレーニング直後の飲酒は、特に避けたほうがよいでしょう。
アルコールはテストステロンの分泌を抑える
アルコールの摂取によって、男性ホルモン(テストステロン)の分泌が減少します。
男女の体つきは全然違います。
主にそれはテストステロンというホルモンの量によるものです。
テストステロンは性別を作り上げるほどに体に大きな影響を持つホルモンで、もちろん体づくりにも大切です。
筋トレをすると、テストステロンが多く分泌されます。
そのような大切なホルモンの分泌が抑制されてしまうのですから、筋肉づくりにアルコールはよくはありません。
テストステロンが多く分泌されている男性にとって、特に気をつけなくてはいけない点になります。
アルコールはコルチゾールの分泌を促進する
アルコールを摂取すると、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌がアップします。
コルチゾールは筋肉を分解してエネルギーに変えてしまうという、ボディビルダーにとっては好ましくない作用もあるため、いたずらに分泌させることは避けたほうがよいでしょう。
アルコールで睡眠の質が悪くなる
アスリートであるならば、質のよい睡眠を十分にとる必要性は言うまでもありません。
アルコールを摂取すると眠くはなりますが、寝酒による睡眠の質はよくありません。
もちろん、体づくりにはマイナスです。
お酒も筋トレも、両方楽しんでいいと思います!
では、ボディビルをするならば酒を断たなければいけないかといえば、個人的にはそんなことはないと思います。
何事もバランスです。
酒が好きでしたら、節度を持って楽しめばばいいのです。
自分の楽しみを奪ってまで、筋肉に情熱を注ぐのであれば止めたほうがいいでしょう。
しかし、それは人それぞれです。
酒も楽しみたいし、筋トレも楽しみたい。
それもいいではないですか。
たしかに筋肉の合成にはよくないですが、効果がゼロになるわけではありません。ちょっと落ちるだけです。
その分楽しみである「お酒」にステータスを振ってもいいではないですか。
さながら「デジタルデビルストーリー女神転生」のステータス画面のようです。
「筋肉の発達」に全振りしたければそうすればいいですし、
「酒」にもステータスを振っておきたければそれもいいと思います。
それは人それぞれです。
繰り返しますが、酒を飲んだら筋肉が全然発達しないというほどではありません。
筋トレ効果がちょっと落ちるだけです。
お酒が好きな人は、バランスと節度を持ってお酒を楽しむのがいいと思います。
アルコールは筋肉に悪影響、まとめ
アルコールを摂取すると、確かに筋肉づくりに悪影響があります。
mTORの作用減退
テストステロンの減少
コルチゾールの分泌促進
睡眠の質の低下
しかし、筋トレだけが人生ではありません。
酒を飲まないことによって楽しみが減ってしまったり、ストレスになるようだったら、両方楽しめばいいのです。
たしかにアルコールは筋肉づくりに悪影響はありますが、筋肉の発達がゼロになるわけではありません。
ちょっと不利になるくらいです。
何事もバランスです。
そのバランスは、人によって様々です。
ステータスを筋肉づくりに全振りしたければそれもよし、
お酒を飲みたければそれも楽しめばよし。
人それぞれペースは違えど、楽しくボディビルを続けていきましょう!