ボディビルやフィジークは、まずは筋肉をつけないとお話になりません。
審査の基準は少し違いますが、やるべきことは同じです。
徹底した食事管理、厳しいウエイトトレーニング、適切な休息などと日々の自己管理を続け、体づくりをしていきます。
コンテストに出場する場合、たった数時間のステージのために一年を費やすといっても過言ではありません。
頑張って取り組んではいるものの、なんだか人より成果が出ない・・・。
こんなことを感じたことがあるトレーニーも多いと思います。
今回は、これから真剣にウエイトトレーニングをして筋肉を大きくさせたいという方に向けた内容になっております。
「素質」や「遺伝」の一言で片づけないで、自分の肉体と真摯に向き合っていき、自分にとってのベストを目指していきましょう。
「人は人、比較すべしは過去の自分」というところをなんとなく頭の片隅に入れていただき、
「自分にとってのベストを目指す」ことの大切さを伝えることができれば、と思います。
僕もボディビルを15年以上取り組んでいますが、正直なところ筋肉の発達は個人差が大きいと感じています。
では、筋肉の発達は遺伝子がすべてなのかといえば、そうとも言えません。
では一体、個人差が大きいのはどうしてか?
はっきりと結論を出すような話ではありませんが、「素質」について僕なりの考えをまとめてみたいと思います。あくまで個人的見解です。
ボディビルは遺伝子がすべて?筋肉の発達には素質が一番?
ボディビルに向いている遺伝子?人の体質は十人十色
ざっと上げてみるだけでも、筋トレ前の体型にも大きな差があります。
身長が高い、低い
筋肉質、肥満、ガリガリ
太りやすい、太りにくい
力がある、力がない
持久力がある、持久力がない
骨太、関節が細い
肩幅がある、ない
骨盤が大きい、小さい
顔がデカい、小顔
胃腸が強い、弱い
日焼けしやすい、すぐ赤くなる
イケメン、ブサメン(失礼)
このように最初から個人差が大きい中で、同じ筋トレや食事をしても皆同じ結果にならないことは予想できると思います。
ウエイトトレーニングを初めてみると、もともと筋肉質だった「男性ホルモンの塊」みたいな人が案外伸び悩んでいたり、色白でガリガリだった人が数年で誰だかわからなくなるほど肉体を進化させたりもします。
見た目だけでは数年後の肉体の予想は全くつかないのが筋トレの現状だと感じています。
結局はやってみないとわからないということです。
「いやー、自分は鍛えたらすぐにムキムキになるよ」と思っている人も、実際にまだムキムキになった経験がないのでしたら、本当にムキムキになれるかどうかはやってみないとわかりません。
また、その逆もしかりです。
もちろん見た目の印象通りの経過をたどる場合だって大いにあります。
ボディビルに向いている遺伝子?速筋タイプ、遅筋タイプ、あなたはどれ?
体質は人それぞれありますが、口腔粘膜をぬぐうだけで簡単に「自分の素質の遺伝子」検査ができます。
経験だけではなく、科学的に自分の向き不向きを確認できる可能性があります。
自分は筋肉が発達しやすい(速筋タイプ)なのか
持久系が向いているのか
どのようなスポーツが向いているのか
ダイエットしやすいのか
食事はどんなものが向いているのか
ざっと上げてもこれだけの結果を簡単な遺伝子検査で調べることが可能です。
高重量か中重量か低重量か。自分の遺伝子タイプは?
スポーツをしている方はもちろん、ボディビル、フィジークなどのウエイトトレーニングを主軸とした競技を行う人には遺伝子検査がうってつけなのかもしれません。
速筋タイプであれば、低レップスをメインセットに行うのがいいかもしれません。
遅筋タイプであればハイレップス、
その中間であれば、その通りに。
ガンガン重いものを挙げているスーパーマッチョもいれば、中重量できっちりやっているスーパーマッチョもいます。
筋肉のタイプですべてが解決するとは考えにくいですが、自分に合ったトレーニングを見つける大きな選択肢になるかもしれません。
「どうりで自分は筋力がそこそこでも結構筋肉がついたんだなあ」
「自分のやり方は間違っていなかったんだ」と自分のやり方に納得するかもしれません。
以下の検査で確認が可能だと思います。
自分は速筋タイプ?遅筋タイプ?ボディビル、フィジークの素質はいかに?
口腔粘膜でスポーツ遺伝子を調べる【DNA EXERCISE】
コンテストのための減量はもちろん、ダイエットプランのために
筋肉の発達はもちろん、コンテストに出るのならば減量も完ぺきにこなさなくてはいけません。
これも遺伝子検査でタイプを調べることが可能ですが、特筆すべしは「自分に合った食品がわかる」ことだと思います。
減量を進めていくうえでどのような食材を摂取すべきかはご存じの方も多いですが、更に食品の選択肢を絞ってダイエットを効率化させる可能性をチェックしてみるのも面白いかもしれません。
自分の肥満のタイプと適切な食品を確認する
口腔粘膜でダイエット遺伝子を調べる【DNA SLIM】
自分の潜在能力を調べておけば、これから永きにわたってウエイトトレーニングをして体を変える作業を継続していくので、方向性が見えてくるかもしれません。
検査キットを取り寄せて、口の内側の粘膜をぬぐって郵送すると15日程度でいろんな結果のデーターが送られてきます。
一回分のサプリメントを買うくらいの手の届く値段ですし、何度も検査する必要はないと思います。
この先何年ウエイトトレーニングをするための投資としてはなかなか面白いものがあると思います。
ボディビルは遺伝?しっかりと力を出し切っていますか?
体質の差はありますが、そこで諦めてしまったら自分から可能性をすべてつぶしてしまうことになります。
ボディビルは根性も必要ですが、工夫や気づきも大切になると感じています。
筋肉の発達にはやればやるほどよいというものではない
技術の習得や勉強でしたら、苦手なことは今までより多く時間をかければ解決する場合もあります。
一日一時間勉強や練習をして苦手だと感じたならば、二時間に増やして頑張ってみたり、量でカバーできる場合もあると思います。
ウエイトトレーニングの場合、量を増やしても筋肉の発達が加速されるわけではなく、頑張れば頑張るほどよい、追い込めば追い込むほどよい、というものではありません。
技術の習得とはちょっと違い、「筋肉の反応を待つ」という、自分の意志ではなかなかコントロールできない部分です。
やればやっただけ筋肉が発達するのであれば、筋肉をつけるための答えは見つかったも同然です。
気合と根性さえあれば、あとは簡単です。
マッチョになりたい人は確実にみんなスーパーマッチョになれてしまいます。
しかし、実際そんなことはありません。
やればやっただけ発達しているような人もいれば、逆効果だと確信している人も多いのが現状です。
このあたりは遺伝によるエネルギー生産能力なども、ある程度は関係してくるものがあるかもしれません。
たくさんやって、たくさん追い込んでいる人は?
とは言え、たくさん追い込んでたくさん種目数がこなして・・
ハイボリュームでトレーニングを行っているマッチョな方もいます。
やればやっただけつくわけではないのに、それはなぜ?
それは「トレーニング歴」の差が要因になると思います。
筋トレはストレスに対する筋肉の適応です。
重い物を持ち上げ、筋肉を酷使し、それに適応するために筋肉が強く太くなる。
長年トレーニングをしていると、ちょっとやそっとでは筋肉がストレスと感じずに、発達が期待できません。
ある程度の閾値を超えて激しいトレーニングをしなければ、それ以上の成長は望めません。
トレーニング歴が長いほど、より一層追い込んだトレーニングをしなくては発達が期待できない、というわけです。
そんなわけで、ベテランになるほどに「スプリットルーティン」を取り入れている。
体のパーツを何分割に分けて、「今日は腕の日」「今日は脚の日」なんて、1つの部位を徹底的に追い込むわけです。
アナボリックステロイドを使っている人はどうなの?
アナボリックステロイドなどのドーピングをしている人は、「筋トレをやればやっただけ発達する」と言われることも多いです。
しかしマッチョの人はみんな薬を使っているわけではありません。
スプリットルーティンを取り入れている人はみんなステロイドユーザーではありません。
ボディビル界隈ではやればやっただけ筋肉がついている人は、「素質がある」と言われることが多いです。
しかし、やればやっただけ、というのも客観的なものであり、当の本人にとっては多くなかったりするかもしれません。
そして、そこにはトレーニング歴、という条件も加わります。
結局は結果論に過ぎないですし、素質ある無しを語ったところでどうにもならないということです。
トレーニング方法や理論は人によって全然違う
トップの人でさえウエイトトレーニングの取り組み方がまるで違うことが多いです。
食事の場合はだいたいこうであろうというベースの様なものが確立されているところですが、トレーニング自体になると、やり方や考え方にものすごい隔たりがあります。
色々なやり方がある中で素晴らしい肉体を手に入れた方を見ると、どの方法が正しい、というのははっきりしない、人による、というところが考えられます。
また、でかい人は高重量を扱えるケースが多いのですが、重量が重いほどにでかいといえばそうでもありません。
そこには効かせ方であったり、ある人にとっては低重量でも、ある人にとっては高重量なのかもしれません。
または、筋肉のタイプ、「速筋が多いか、遅筋が多いか」によるものかもしれません。
ウエイトトレーニングのセンスとは
やればやっただけ発達する人をよく観察すると、とにかくフォームがきれいであったり、きれいに見えなくてもターゲットの筋肉にしっかり負荷をかけているように感じることが多いです。
とにかく共通しているのは、
「トレーニングがうまい」ことです。
そしてさらに、
「1セットごとにしっかり力を出し切っている」ことです。
仮にAさんとします。
たくさんやっているなー、けどあんまり体が変わっていないなーという方を観察してみると
「負荷が抜けている印象を受けたり」
「鍛えるというよりただ疲れているだけ」
「力を出し切らず、決めたレップ数だけこなして種目数がやたら多い」
という印象を受けることもあります。
仮にBさんとします。
効いている効いていないというのは本人にしかわからない感覚であり、実際のところ魂を入れ替えて筋トレしてみないとわからないと思います。
つまり、たくさんやるからいけない、というだけではなく、そこにはいろいろな要因があるわけです。
Aさんの魂をBさんの体に移してトレーニングをしたら、メキメキ変わる可能性だってあるかもしれません。
そんなことはできるはずもありませんが、筋トレで成果を出すにはセンスを磨く、というのも大切であるということです。
自分が納得できるトレーニングがベストである
ウエイトトレーニングは答えがありません。
仮説⇒実践⇒評価を何年も何年も繰り返し、自分にとってのベストを見つけていく長い旅路になると思います。
その結果、人それぞれ違うルーチンにたどり着くということです。
自分の体の反応を見ながら、自分にとってのベストを尽くす過程を楽しめるかが、過去の自分を超えるポイントだと思います。
つまり、他人と比べても仕方がないのがウエイトトレーニングです。
比較すべしは過去の自分です。
ボディビルは遺伝?まとめ
素質のあるなしは誰にもわかりません。
ただ、自分に合ったトレーニングを確立して最大の成果を出すことは「日々の振り返り」と「センス」だと思います。
もし素質があるにもかかわらず成果を出せない人がいたら、それはセンスがなかったのか、本人がそこまでを強く望んでいなかっただけに過ぎないと思います。
自分にまだできることはないのか、運動、栄養、休息を見直しながら、常に探求心をもって楽しむことがウエイトトレーニングでの素質を開花させるポイントになると思います。
遺伝子検査で自分のタイプを調べることが可能です
一度の簡易検査だけで自分に合った最適なレップ数や、ダイエットの参考になる生涯のデーターが得られるかもしれません。
自分は速筋タイプ?遅筋タイプ?ボディビル、フィジークの素質はいかに?
口腔粘膜でスポーツ遺伝子を調べる【DNA EXERCISE】
自分の肥満のタイプと適切な食品を確認する
口腔粘膜でダイエット遺伝子を調べる【DNA SLIM】